さくらも例年より早く開花しましたね

春の陽気に誘われて
犬の散歩がてら旧小字標石を探してみました

旧小字標石とは・・住居表示により古い地名が失われるため、
平成5年(1993)11月に太宰府市が旧小字名を石標に刻して建立したもの
太宰府市内には数多くの文化財があり、
長い歴史を物語る地名が残されています

その地名が旧小字標石に刻まれています

今回は、通古賀と観世音寺地区の一部を歩いてみました



まずは、通古賀地区

「つるはた・つるのはた」と呼称され、
伝説「鶴の屋敷」にまつわる地名です

「おうぎやしき」と呼称され王城神社にあります

「国衙の跡」または「長者屋敷の跡」があったところといわれています。
「とうれんじ」と呼称され、
天台宗の開祖最澄の筑紫七薬師を収めた一つとされています

東林寺ともいわれています。
(参考文献:とおのこが風土記)
次は観世音寺地区

「つきやま」と呼称され、「辰山(ときやま)」ともいいます。
古代に、漏刻台(水時計)があったところだといわれています

「がっきゅう」「がくぎょう」とも呼称され、
古代に学校院があったところだといわれています

観世音寺地区の旧小字標石については、
観世音寺公民館前の看板に案内がありますよ



太宰府市内には、
数えきれないほどの小字が存在します

小字一つからでも、
古代大宰府に思いを馳せることができました

また次回は別の地区を巡ってみようかと思います

詳しくは、太宰府市 文化財情報
観世音寺地区 ・ 通古賀地区
を、ご覧ください

(智)