新元号が発表される日でした

発表の瞬間を、うめさろんスタッフSとMは、
利用団体NPO法人歩かんね太宰府のFさんと共に迎えました


スタッフSと歩かんね太宰府のFさんの予想していたイニシャルは「K」でした。
「予想が外れたね」「令和ならイニシャルは「R」だね」
などと話をしているところに、また別の歩かんねのIさんが入って来られて、
「令和は万葉集から引用したそうなんですが、太宰府にゆかりがあるらしいですよ」
との情報を頂きました


なんですと

新元号に太宰府が関係しているなんて

さっそく調査いたしました

新元号令和の出典は、
現存する日本最古の歌集「万葉集」にある大伴旅人が書いた漢文
「初春(しょしゅん)の令月(れいげつ)にして、
気淑(きよ)く風和(かぜやわら)ぎ、
梅は鏡前(きょうぜん)の粉(こ)を披(ひら)き、
蘭(らん)は珮後(はいご)の香(こう)を薫(かお)らす」
から引用したとのこと。
梅といえば太宰府 太宰府といえば梅

これは間違いないでしょう

出典部分は、
天平2(730)年正月に、当時大宰府にいた大伴旅人の邸宅で開いた
梅花の宴の席で詠んだ32首の和歌の序文とのこと。

大宰府展示館 模型「梅花の宴」(山村 延Y作)
↑↑↑こんな雰囲気で催されたのでしょうか

午後になって、来所したチーム政庁のYさんからも、
いま、この話題で太宰府が沸いていますよーとお話を聞きました

本当に、太宰府ゆかりの万葉集の一節だったんですね。
なんだかとても嬉しく、そしてやはり太宰府は素晴らしい

そして、忘れてはならないのが、太宰府市民遺産

大宰府万葉会が育成団体となって、「万葉集つくし歌壇」として
太宰府市民遺産第5号に認定されています


太宰府市民遺産リーフレットにも、梅花の宴が記載されていました

(右下のあたり)
まさか、新元号令和の話題が、
こんなにも太宰府に関係しているとは思いもしませんでした

さらに、このような記事も見つけました


うめさろんにもたまに来られる、大宰府万葉会代表の松尾セイ子さんの
喜ぶ顔が思い浮かびます

安倍首相が、
「悠久の歴史と四季折々の美しい自然。
こうした日本の国柄をしっかりと次の時代に引き継いでいく」
と語ったそうですが、
そのまま太宰府にも置き換えられるなあと思いながら、
新元号「令和」をかみしめました。